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3タイプから適切な形式を!インタビュー記事のまとめ方

更新日:2024年8月18日


3タイプから適切な形式を!インタビュー記事のまとめ方

インタビュー記事は、主に3つの形式があります。



3タイプそれぞれの特徴を、例文を添えてご紹介します。


シンプルで読みやすい『Q&A形式』

Q&A形式の例文

見出し:

サッカーが僕の“今”を作り上げた

本文:

——佐藤社長が青春時代に打ち込んできたものは何ですか?

サッカーです。今でも時間があれば近くのグラウンドで友人たちとボールを蹴っています。


——サッカーからどんなことを学びましたか?

仲間を信頼することと、ホイッスルが鳴る最後の瞬間まで戦いを諦めないことです。この二つは今、会社を経営するにあたり一番大切にしています。


Q&A形式は、質問 → 回答の繰り返しであるため、実際のインタビューの流れを落とし込んだ、シンプルで読みやすい形式です。次に紹介するモノローグ形式と同様に、インタビュイー(取材相手)の言葉を生かして伝えられるため、著名人や専門家などのインタビュー記事ではこの形式が多く見られます。また、対談・鼎談記事にも適しています。

メッセージ性の強い『モノローグ形式』

モノローグ形式の例文

見出し:

サッカーが僕の“今”を作り上げた

本文:

学生時代はサッカーに打ち込んできました。今でも時間があればボールと戯れています。サッカーでの経験が私の経営者としての基礎を作ってくれたと言っても過言ではありません。それは、仲間を信頼することと、ホイッスルが鳴る最後の瞬間まで戦いを諦めないことです。


インタビュイーの思いをそのまま伝えられるモノローグ形式は、話すテーマが一環している場合におすすめです。例えば、企業サイトにある「代表あいさつ」はモノローグ形式にあたります。インタビュイーのみの言葉で綴られるため、メッセージ性を強調できるでしょう。

ライター視点の『ルポルタージュ形式』

ルポルタージュ形式の例文

見出し:

サッカーが僕の“今”を作り上げた

本文:

学生時代はサッカーに打ち込んできた佐藤氏。今でも当時の仲間とボールを蹴り合うこともあるという。サッカーから学んだことは「仲間を信頼することと、ホイッスルが鳴る最後の瞬間まで戦いを諦めないことです」と、経営者となった今にも活きる学びがあったと笑顔で振り返った。


インタビュイーの話だけではなく、関連する時勢の話や補足説明などが必要な場合はルポルタージュ形式がよいでしょう。また、表情や雰囲気などインタビュー中の描写を盛り込めるため、記事に厚みを持たせることができます。

 

クライアントや編集者があらかじめ指定してくれる場合もありますが、なかには「どの形式がよいですか?」と相談を受けることも……。媒体のトンマナやインタビュー内容などを考慮し、最適な形式を提案して執筆できるとよいですね。


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